Realm の Xcode 7, Swift 2.0, WatchOS, Bitcode のサポートについて
先日 Apple から発表があり、Realm のそれらへの対応状況についてご説明いたします。ドキュメントのアップデートはもうしばらくお待ち下さい。以下がそれぞれの対応状況です。
Xcode 7
Realm Objective-C は Xcode 7 に対応しています。現在、いくつか警告が出るかと思いますが、0.94 のアップデートで改善されています。
Swift 2.0
Realm Swift は Swift 2.0 に対応しています。しかし、Apple が公式にこの Swift の新しい機能を出すまでは、手動で行ってください。CocoaPods で行う方法については、ドキュメントをご覧下さい。
(Swift 2.0 からの Realm Objective-C のブリッジもサポートされています。)
また、これからも Swift 2.0 並びに 最新の安定版の Swift (1.2) の対応も行っていきます。
watchOS 2
Realm は現在 WatchKit Extensions のサポートは行っておりますが、watchOS 2 は新しいバイナリ armv7k のスライスが必要なため、もうしばらくお待ち下さい。こちらの Pull Request #2139 がこのサポートとなります。
Bitcode
現在、Realm は Bitcode の対応はしていません。しかし、今の段階でこのことにより開発がストップするということはありません。Bitcode のサポートは watchOS 2 向けのアプリを AppStore に申請するときにアプリとフレームワークにする必要があることですが、これは9月になるまで問題になりません。また、それ以前に Bitcode のサポートをいたしますので、ご安心ください。今後 Bitcode のサポート状況はこちらの issue #2137 をご確認ください。
更新(7/3 2015): この間の記事の内容では watchOS 2のサポートが既に行われていると記述がありましたが、armv7k のサポートをする必要があったためその部分に誤りが含まれていました。申し訳ございませんでした。