リアルタイムの共同編集をすべてのモバイルデベロッパーに
Realm Mobile Platformをリリースしてから、複数のユーザー間でデータを共有し、リアルタイムな真の共同作業機能を追加すると、アプリケーションがどれだけ強力になるかがわかりました。これを実現するために必要な主要要素は、クライアントが変更できるアクセスコントロールであり、その機能を利用できるのは、有料のエンタープライズ版だけに限られていました。現在では、Realm Mobile Platformのすべてのエディションにアクセスコントロールを導入しているため、すべてのモバイルデベロッパーは、無料のDeveloper Editionを使用していても、複数ユーザー間のリアルタイムな共同編集をアプリで使用することができます。
これを実現するために、CocoaおよびAndroidクライアントSDKに新しい機能を追加し、Realm Object Serverによって管理されていたRealmに対するアクセスコントロールのAPIを公開します。これにより、データにアクセスできるユーザーを制御できます。
仕組みは簡単です。あるRealmを作成したユーザは、PermissionChange
オブジェクトを作成し、ユーザと新しい権限(mayRead
やmayWrite
など)を指定することで、他のユーザーとRealmを共有できます。PermissionChange
オブジェクトが作成された後、そのオブジェクトは特別なマネジメントRealmに保存され、Realm Object Serverに同期され、変更が指定したユーザーに適用されます。

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PermissionChange
オブジェクトを専用の同期されたRealmに保存することで、Realm Object Serverと通信しています。Realm Mobile Platformが提供する「APIとしてのオブジェクト」というアプローチをとても自然に利用しています。PermissionChange
オブジェクトは自動的に同期され、Realm Object Serverは変更を監視し、オブジェクトのステータスを更新します。つまりオブジェクトはAPIとなり、オフラインファーストで、ネットワーク障害を気にする必要がありません。クライアント側で少しコードを書くだけなのです。
新しいAPIの使用方法については、[Realm Object Serverについてのドキュメント](https://realm.io/docs/realm-object-server/#access-control)とCocoaおよびAndroidの関連セクションを参照してください。 そして、無料のDev Editionをダウンロードしてください。クールなアプリやサービスを開発したらぜひ知らせてください。Realmを使ったアプリを楽しみにしています。